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  • 認定補聴器技能者のブログ『補聴器通信』 補聴器の形色々⑤  東武百貨店5階補聴器さろん

認定補聴器技能者のブログ『補聴器通信』 補聴器の形色々⑤  東武百貨店5階補聴器さろん

2024.4.1  池袋東武店, 補聴器通信, 補聴器, コラム

東武百貨店池袋店5階10番地 補聴器さろんの豊川です。いつも当店をご愛顧いただき、ありがとうございます。

前回は耳穴型補聴器の後編として、充電式耳穴型補聴器(オーダーメイド)をご紹介いたしました。

今回は最終回となりますが、番外編として既製耳穴型補聴器(イヤフォン型補聴器)のご紹介をさせていただきます。

耳穴型補聴器(番外編)

既製耳穴型補聴器(イヤフォン型補聴器)

今回は既製耳穴型補聴器(イヤフォン型補聴器)のご紹介をさせていただきます。

耳穴型補聴器の充電式に関して、作製が難しい最大の理由が「オーダーメイドで作製の為、補聴器の形状が一人一人異なる」という点でした。

ここを解決するべく、今までの耳穴型のデータを平準化し、ある程度誰でも装用できるような形状にした既製耳穴型補聴器が発売されました。

既製のデザインになることで、充電池の配置の問題も解消され、安定して使用いただけるようになりました。

Activeシリーズ (アクティブシリーズ)

見た目は従来の補聴器とは一線を画すデザインになっており、ワイヤレスイヤフォンに近いような形状となっています。

Bluetooth接続可能で、スマホ等と連携させることで様々な機能が利用できます。

Silk Charge&Goシリーズ(シルク チャージ&ゴー シリーズ)

2023年11月発売の新製品。充電式耳穴型補聴器はサイズが大きくなってしまい、外から見えてしまうのが嫌という声に応えて、極小のCICサイズで充電を可能にした補聴器。(Bluetooth接続は不可)

メリット

・耳型の採取が不要で、すぐにお渡しができ、購入決定後の納期が早い

(オーダーメイド耳穴型補聴器の場合、耳型採取→メーカーへ耳型送付→作製 の流れの為、納期に時間がかかる)

・サイズが合えば、手術を経験された耳で耳型が採取できない方でも耳穴型補聴器が使用いただける(事前に医師の診断をお勧め)

・先端の耳栓サイズの変更で装用感や聞こえを変化させることができ、幅広く対応が可能

デメリット

・電池タイプが無く、現状は充電式のみ(一部電池式も有り)

・オーダーメイドではないため、人によってはサイズが合わず外れてしまう、装用していて痛い等の訴えが有り

・オーダーメイドに比べると、耳穴を完全にふさがないので装用感は楽だが、聞こえは多少落ちる面が有り

今回のまとめ

補聴器を着けての聞こえ、装用感としては耳掛け型RICタイプとオーダーメイド耳穴型タイプの中間といった感じです。

両方の補聴器のメリット、デメリットを合わせ持った形になりますが、携帯性が高く、デザイン性、充電可能なCICといったオンリーワンの部分で人気の形となっています。

今回までで計5回にわたり、補聴器の形状についてお話をさせていただきました。

「100%この補聴器が優れていて、この形にすれば間違いない!」「この形はデメリットしかなく、お勧めできない」といったものはなく、すべての補聴器の形が個々の特徴を持っています。

使用する方の聴力や耳の形状でこの形はお勧めできない、ということはあります。

使用する方がどういった部分を優先するか?

「充電? 大きさ? 携帯性? 装用感が楽? 聞こえ重視?」といった部分を決めていただくためには、試していただくしかありません。

ぜひ、東武百貨店5階10番地補聴器さろんに足を運んでいただき、実際に補聴器を見て、触って、試聴してみてください。

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