認定補聴器技能者のブログ『補聴器通信』 補聴器の防水・防塵性能③ 東武百貨店5階 補聴器さろん
2024.8.9 池袋東武店, 補聴器通信, 補聴器, コラム
東武百貨店池袋店5階10番地 補聴器さろんの豊川です。いつも当店をご愛顧いただき、ありがとうございます。
こちらのコラム『補聴器通信』では、イベント情報とは別に、聞こえや補聴器のお役立ち情報を配信いたします。
不定期ですが是非お読みください。
補聴器の防水・防塵 番外編
前回まで補聴器の防水性能についてお話しさせていただきました。
今回は「もし、補聴器を濡らしてしまったら、どのようにすればいいか?」についてお話しさせていただきます。
初回の記事はこちら
https://mirare.co.jp/archives/21091
2回目の記事はこちら
https://mirare.co.jp/archives/21107
補聴器が濡れてしまう理由
①汗
使用していた汗が補聴器に付着、そのまま乾いてします。
②お風呂、シャワー
補聴器を着けているのを忘れていて、そのまま入浴、補聴器に水をかけてしまう。
③洗濯機に入れてしまう
洋服を脱いだ際に洋服に補聴器がひっかかり、そのまま洗濯してしまう。
①~③が多い理由になります。
①の場合
1.補聴器を外した後でよく布で拭き、乾燥剤の入ったケースへ保管。
2.電池式の場合は、電池ボックスも汗で濡れていることがあるので、蓋を開けて綿棒等で軽く拭き取る。
②、③の場合
①と同様に
1.乾いた布でよく拭く
2.電池式の場合は電池を外し、電池ボックスを開けて綿棒等で軽く拭き取る
3.補聴器を15~30分程度ドライヤー等の冷風にあてて乾燥させる
4.補聴器を乾燥ケースに入れて乾燥させる
5.充電式の場合1度、充電、電池式の場合は電池を入れて使用してみる
*乾燥させる場合、ドライヤーの温風や直射日光にはあてない。補聴器内部の温度が上がりすぎることで故障の原因になります。
上記の事を行っていただき、補聴器が無事に動いたとしても一度店頭での点検をお勧めします。
店頭では専用の器械を使用して補聴器内部の湿気を除去します。
補聴器が無事に動作したとして、そのまま継続的に使用できるのか?という点については、確実なことは分かりません。
そのまま問題無く数年使用できる方もいらっしゃいますし、数週間~数か月後に何か不具合が出てしまう事があります。
内部部品のショート、水分が取り切れず徐々に内部パーツが腐食してしまう等が原因です。
安心なのは、製造メーカーへ点検・オーバーホールを依頼することです。
補聴器の保証については、通常使用に於ける不具合があった場合となっておりますが、状況によっては無償で対応の可能性があります。
動作しない場合は、メーカーへ点検を依頼する形になります。
まとめ
気を付けていても、ついうっかり忘れてしまうということは、いつでも起こる可能性があります。
焦らずに対処いただき、ご相談いただくことが大切です。
時間が経過して状態がひどくなればなるほど、修理の費用が高くなってしまうこともありますので、お早めにご相談ください。
補聴器の防水・防塵について3回シリーズでお伝えさせていただきました。
ご不明な点等がございましたら、東武百貨店池袋店5階10番地補聴器さろんにご相談ください。
どうぞ宜しくお願いいたします。
□ お問合せ : 5F 10番地 補聴器さろん TEL.(直通)03-5951-8030